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工藤さん

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学校の先生が変わった

2009年7月号

 千人の教師が結集したTOSS夏季セミナーに参加し、日本の子どもたちの未来は明るくなると、身体いっぱいの元気をもらってきた。  

 今の日本の教育には、ネガテイブなイメージが定着してしまっている。まずは、近所のどこにでもいる、陰気で不勉強であいさつの仕方もしらない教師た ち。たとえばゆとり教育とかいう、奇妙な混乱と無節操。終戦以来延々と続く対立と憎み合いの構図。切磋琢磨を忘れた教師とモンスター父兄の奇妙な馴れ合い 世界。そのツケは子どもにまわされ、子どもたちの学力が異常に低下しているという悲惨。何より、日本は悪い国だと刷り込んで、子どもたちを日本嫌いにしてしまった教師たちの重い罪。

 しかし今、教師のイメージを塗り替える新しい教師たちの動きがある 。TOSS(Teachers Organization of Skill Sharing)がそれだ。  
 教育はドグマや身勝手な流儀であってはならない。「聖職」を冷徹にSkill(技量)と言い換えて、最高のSkillをみんなで披露(Share) し合って高め合おうという運動である。たとえば「跳び箱を飛べない子がいるのは仕方ない」という教師の常識を否定し、「クラス全員の子どもが飛べるように 指導できる」一 人の教師のSkillをみんなのSkillにしようという運動である。

 みんなの数がもう一万人になった。教師は身銭を切らないという常識を破って、一万人の教師が身銭を切って切磋琢磨の機会を持ち合っている。そして一 万人の教師が、一万個の正統なskillを身につけていく。一万人の正統は力である。日教組と文科省の亡国の戦いなど蹴散らして、新しい教育の正統の場が 築かれている。
 千人の教師たちは、熱気溢れるセミナーの最後に、次の10項目の実践を誓い合った。

①生徒の前ではどんな時でも笑顔を見せる。笑顔こそ何よりの教育。
②褒めて褒めて子どもを育てる。叱ったら10倍褒める。
③連絡事項は忘れるな。忘れることは教師の信用にかかわる。
④約束したら必ず守る。2回破ったら学級崩壊。覚悟して約束せよ。
⑤授業は「発問」と「作業指示」を短く明確に。千回繰り返しても一字一句違えない同じ言葉で発問し、指示すること。
⑥黒板を向いたまま話さない。子どもを向いて目線を子どもに。
⑦どならない。どなるのは、命に係る事項か学級全体の危機のときだけ。
⑧教科書を使って教える。教えもしないで叱るな。
⑨授業の組み立て:シンプルな形でつくりあげる。
⑩神様は、解決できないつらさは与えない。教師を辞めようなどと思ってはいけない。  

 どれも人間関係の基本にかかわる事である。これを誓い合う先生になら、安心して子供たちを託すことができる。今その数が一万人。もっともっと、どんどんどんどん増えてほしい。そして今度こそ日本の教育が変わる!【工藤】

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